オーストラリアでのワーキングホリデーは準備期間を長めに取ろう!

ワーキングホリデーとは、日本と協定を結んだ外国に1~2年間の滞在許可が下り、その間に「就労」「就学」「旅行」といった生活をすることが許された制度です。

しかし、充実度の高いワーキングホリデーを行うには、各種手続きや滞在中の行動予定など、事前に決めておくべきことは山ほどあります。いざ現地に行ってから困ることのないよう、余裕を持って行動することが必要です。

これからオーストラリアへのワーキングホリデーを予定している方に向けて、必要な準備の流れをアドバイスします。ぜひ参考にしてください。

1.ワーキングホリデーの準備は約1年前から行っておく

ワーキングホリデーには、綿密な計画を立てて臨まなければなりません。限られた時間の中でいかに有意義に過ごせるかは、事前にどれだけ準備を整えられたかに直結します。

本格的な準備は、半年前からでも十分です。しかし、よりよいワーキングホリデーにしたいならば、遅くとも1年ほど前から動くことを推奨します。

ここからは、ワーキングホリデーを始める1年ほど前に決めておきたい内容を見ていきましょう。

1-1.目的や目標を考える

最初に行うべきことは、自分なりの目的や目標を定めることです。ワーキングホリデービザは勉強以外にも、働いて経験を積んだり国中を旅したりと、多くの自由が保障されています。そのため、オーストラリアにおいてどのような体験をし、どのスキルを磨きたいかを明確にするべきです。

また、オーストラリアでは指定された条件を満たすことで、セカンドビザの申請が可能です。さらに2019年7月より、セカンドワーキングホリデーの期間中に、サードワーキングホリデービザの習得もできるようになりました。サードビザ発行には、同条件を満たしたうえで、指定されたエリア・指定の業種でさらに6ヶ月間働くことが必要です。

すべての条件を満たしてサードワーキングホリデービザを習得できれば、最長で3年間の滞在ができます。しかし無計画なままでは、せっかくの貴重な時間をただ無為に過ごしてしまうことになりかねません。「3年間もある」ではなく「3年間しかない」と考えて、具体的な計画を立てるようにしましょう。

1-2.学校に行く期間を決める

次は、学校に行く期間を決めます。オーストラリアで生活するためには、英語能力が必要不可欠です。ネイティブレベルの英会話力がないのならば、現地の語学学校に通って英語力向上を行いましょう。

オーストラリアは世界各国からの留学生を受け入れており、現地の語学学校においても多様な価値観のクラスメイトと出会う機会が得られます。クラスメイトとコミュニケーションをとることも、グローバルな視点を養ううえでのメリットです。17週間の期限いっぱいまで就学することも視野に入れたいところではありますが、その分費用がかさむというデメリットもあります。

時間やお金を有効に使うためにも、どのくらいの時間を勉学にあてられるのかをきちんと考えてみてください。また、渡航前にある程度の英語力を得ておくことも、充実したワーキングホリデーのためには必要です。

1-3.学校が終わった後に何をするか考える

学校に通い終わった後、自分が何をするか考えましょう。多くの場合は、アルバイトの就職先を探したり、セカンドビザのための就労先を探したりします。このとき、ただお金を稼ぐためだけに働いていては、ワーキングホリデーの意味がありません。

就学中は大体のスケジュールが組まれているため、受け身でもどうにかなります。しかし、学校が終わってしまえば、自分で職を探すなどの主体的な行動が必須です。自分の希望や実力を把握したうえで、あらかじめ必要な情報収集をしておきましょう。

新たな交友関係を広げてもいいでしょうし、旅行に出かけて見聞を広める、地域ごとのグルメを楽しむなど、さまざまなことへの挑戦をおすすめします。

2.本格的な準備は3~6ヶ月前から行う

はっきりとした目的や目標が定まったなら、次は本格的な準備に入りましょう。事前準備の計画もしっかり立てることで、ゆとりのある充実したワーキングホリデーをすることができます。

必要な手続きやチケットの手配、持ち物や滞在先の選定に資金の調達など、すべきことは山積みです。ここからは、本格的に行う事前準備について解説します。

2-1.3~6ヶ月前に準備すること

ワーキングホリデーの3~6ヶ月前から行う準備は、以下の通りです。

パスポートの手配 パスポート申請から手元に届くまでには、約10日間かかると考えましょう。ビザを申請する際にも必要となります。
ビザの手配 遅くとも予定の3ヶ月前には申請を行ったほうが安心です。健康診断が必要になる場合もあり、取得に時間がかかることもあります。
学校の手配 施設の状況や、日本人の比率などをチェックしましょう。学校ごとで環境に大きな差があるため、吟味が必要です。
滞在先の手配 ホームステイやシェアハウス、学校運営の寮を利用するかを決定します。個人部屋か相部屋かなど、自分のタイプに合った滞在先を選びましょう。
航空券の購入 早めに予約するようにしましょう。直前になって慌てずに済むうえ、格安の航空券確保ができる可能性が高まります。

2-2.1~2ヶ月前に準備すること

ワーキングホリデーの1~2ヶ月前からは、保険の加入や持ち物の選定が必要です。

海外で使える保険 必ず、海外ワーキングホリデー保険や海外旅行保険へ加入しましょう。費用を惜しみ無保険のままでの滞在中に、事件・事故に巻き込まれない、病気にならないという保証はありません。過去のトラブル事例では、実費請求されてしまい、数万~数千万の金額になった場合もあります。
資金 滞在期間が長期になればなるほど、必要な金額は増えます。ワーキングホリデー中に資金に悩まされることのないよう、しっかりと準備しましょう。現地で銀行口座開設を行い、キャッシュカードを所持しておくことも有効な手段です。
クレジットカード カード文化が根付いている国において、クレジットカードの所有は避けられません。大きな買い物や宿泊以外にも、日常的な買い物や自分の信用証明にも必要です。国際的に通用する会社のクレジットカードを選んで、作成しておきましょう。
パソコン
タブレット
スマートフォン
現代の生活では、通信機器は必要不可欠です。オーストラリアではフリーWi-Fiの整備が進んでいるため、インターネットに接続できる環境は恵まれています。ただし、どれも貴重品であるため、管理は徹底して行いましょう。

2-3.渡航直前に準備すること

渡航する直前には、自身の健康確認と各種手続きを行いましょう。

歯の検診 基本的に海外旅行保険には歯科治療が適用されず、全て実費で支払いを行います。オーストラリアの歯科治療費は高いため、渡航前にあらゆる治療を終えておくことが理想です。そのうえで、日本での保険が使えるうちに、最後の歯の健康チェックをしておきましょう。
役所での手続き ワーキングホリデーで海外に滞在する際は「海外転出届」を市役所に提出し、住民票を抜きましょう。これにより国民年金と国民健康保険、住民税の支払い義務がなくなります。また帰国後に必要となる「転出証明書」は、大切に保管しておきましょう。
運転免許証の確認 運転免許証の有効期限を確認しましょう。渡航中に期限切れを迎える場合は、早めの更新が必要です。

3.準備が不安な方はエージェントを活用することもおすすめ

ワーキングホリデーに必要となる、準備や手続きはたくさんあります。書類提出やメールのやり取りを行うにあたって、英語力が必要になる場合が多いことも事実です。特に公的な手続きが必要な書類は、少しでも不備があれば通りません。

また、自力で現地の下調べをしようにも、得られる情報には限りがあります。ほんのわずかでも不安がある場合は、エージェントを活用することも視野に入れましょう。エージェントを利用するメリットは、以下の通りです。

  • ・カウンセリングによる、明確なプランを立てる手助け
  • ・さまざまな申請に必要な各種書類の作成、添削のサポート
  • ・必要な保険や航空券の手配、提案
  • ・学校や滞在先の紹介、手続きの代行
  • ・仕事選びや資格の情報提供、斡旋
  • ・現地生活で問題に遭遇した際の情報、手続きの相談

またエージェントには、有料と無料の2種類があります。

有料エージェントは、サポート利用者が代金を支払うことで、ワーキングホリデーに関する各種サポートサービスを受けられる仕組みです。

無料エージェントの多くは、紹介先の学校から仲介料を受け取りサポート費用を捻出しています。特定の国や地域を専門にすることで、高いクオリティを誇っているエージェントがいることも魅力です。

サイトをチェックして、目先のコスパだけでなくサービスやコース内容をしっかりと比べて判断しましょう。

まとめ

ワーキングホリデーでオーストラリアに行くならば、ビザ申請や滞在先の手配など、多くの行動をとらなければなりません。全てを自力で賄うこともできますが、いざというときに備えた選択も大切といえます。1人で無理をせずにエージェントへ依頼することも、リスク回避の手段と考えることがおすすめです。

オーストラリアでは、素晴らしい出会いや経験が待っています。準備万端に整えて、充実した時間をスタートしましょう。

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