AICシドニーオフィスブログ

2020年01月07日

シドニー1月の気候と山火事情報

イメージ

こんにちは、シドニー支店です。

 

連日ブッシュファイヤーのニュースが流れていますね。先月から全然終息を見せないどころか、オーストラリア全土で新たな火元が発生しております。その中でもNSWの被害がひどいのですが、良くも悪くも今日のシドニーや都会では山火事の影響はほとんど感じなくなりました。少し煙たくて、灰が飛んでいるのを感じる日もありますが、シドニーから車で2時間~3時間のエリアでは火の手があがり、街中が黄色の煙で覆われ、国内外の消防士やボランティアの方々が消火活動にあたり、家を失う人、家族を失う人、そして多くの動物の命も消えています。

同じオーストラリアに住んでいても、たとえシドニーに住んでいても…このNSWの状態を知らない人が多いかと思いますので今回はイベント情報ではなく、山火事の現状をブログでお伝えしたいと思います。

 

シドニーの1月の気温

最高気温…26.5℃

最低気温…19.2℃

 

 

イメージ画像

 

 

イメージ画像

 

 

1月4日、シドニーでは40度くらいまで気温が上がり様々な地域で約140箇所の新しい山火事が発生、特に被害が大きいNSW東海岸にAUS政府は非常事態宣言も発令しました。

先月にもこちらで記載しましたが、世界遺産のブルーマウンテンズでも山火事は新たなポイントで発生し続けており、世界遺産エリア約20%以上が燃えているようです。

 

イメージ画像

 

 

2019年にアマゾンの森林火災がありましたが、こちらは90万ヘクタールでしたが、NSWでの火災は400万ヘクタール、そしてこれからもっと被害が大きくなると予想されています。アマゾンの約4倍以上の被害が出ています。

NSW、VIC、SA州で少なくとも13人の犠牲者が出ており、NSWの家屋は1400棟以上が焼失、多くの方が避難所生活をしいられています。

 

 

イメージ画像

 

 

世界一白い砂浜のジャービスベイエリアから南の州境では、内陸の火が人々を追いやり、逃げ場がビーチになってしまい陸上からの避難ではなく、海軍による海からの救出となったというニュースを見た方も多いのではないでしょうか?真っ青空に、透明度の高い海、そしてきれいな砂浜と観光客で夏はいっぱいになるこのサウスコーストですが、山火事がすぐそばで発生してしまい目を覆いたくなるような悲惨なになってしまいました。

 

イメージ画像

 

 

昨年、山火事で火傷のコアラを自身の服で包み、救出した女性の動画が拡散されていましたが、残念ながらこのコアラは広範囲の火傷により助からないと判断され安楽死をしました。シドニー大学の研究者によると4億8千ものオーストラリアの固有種のコアラやカンガルー、ワラビー、ウォンバットなど…とても愛らしい動物たちが動物の命を落としています。保護されている動物たちは、回復をしても生態系が崩れいているこの山に戻ることはできません。今後もケアが必要となります。

 

 

イメージ画像

 

 

イメージ画像

 

 

シドニーにいて、直接自分に影響がなければ、気にならないことかもしれません。今は毎日、新聞やニュース、SNSでこのような景色をみると本当に胸が締め付けられます。今もこの時間も、沢山の人が、動物が生きる努力をしています。いろんなところで募金活動も行われています。彼らには支援が必要不可欠です。ただそれがすべてではありません。今一度、節水に心がけたり、不要な電気を使わないようにしたり…些細なところから、私たちにも出来る事は普段の生活から見直してみるのも大事です。少しでもこの状況が良くなるように祈るばかりですが、個人で出来る事を心がけて実践してみて下さいね。(1月7日現在)

【3月のお申込み状況と残席数】

今月お申込み頂いたお客様
9
今月の残り席
1名


2024年3月28日現在