オーストラリア ツアーガイド体験記

【21日目】24時間緊急連絡先

今日はツアーガイドの仕事はなし。なので今日は緊急連絡先の話をしよう。『緊急連絡先』そう緊急連絡先なのだ。お客さんの日程表やパンフレットには、現地の緊急連絡先が記載されている。例えば、トラブルが発生した場合や、現地のレストランや観光地の場所が知りたいとか、ここに電話をすれば日本人のスタッフが対応してくれ、手助けをしてくれる電話番号だ。これがあることで、お客さんは何かトラブルが発生した時でも安心して旅行ができるのだ。

 

通常のツアーガイドは、この電話を持つ場合はないが、僕は持っている。この電話は24時間つながる状態 にしてないといけない。だから、寝る時も、シャワーに行く時も、トイレに行く時も、いつも携帯している。 おかげで、休日でも、電波の届かないところにはいけないのだ。例えば、映画館、地下のレストラン、遠隔地 のリゾート地等だ。それから市内から遠くは離れられない。なぜなら、問題が発生した時、すぐに駆けつけ なければならないからだ。だから、休みなんかないに等しい。

 

ツアーガイドを目指す人はそうでもないが、もし、オーストラリアで旅行会社でビジネスビザ取得を目指して いる人は、こういった現実を知ることが必要だ。正直、本当にプライベート等ないからだ。どんなくだらない 事でも、お客さんからしてみれば重要な事なので、どんなに面倒でも、眠たくても、パーティー等を楽しん でいる時も、一つ一つ丁寧に対応しなければならない。事によっては、その場からお客さんのいる場所まで 駆けつけねばならないこともある。

 

ただ、まだツアーに参加しているお客さんのお世話をするのはいい方だが、航空券だけ購入してオーストラリアに来ているお客さんからのお世話は非常に大変だ。なぜなら、航空券だけ購入してきたお客さんの記録は日本から送られてきてないから、最初の電話で、名前や現在の状況を詳しく聞かねばならないからだ。そして大抵の場合、本当に緊急の事態が発生している場合が多いのだ。

 

以上のような、陰の努力があってお客さんが安全に安心して旅行ができるのである。

【3月のお申込み状況と残席数】

今月お申込み頂いたお客様
7
今月の残り席
3名


2024年3月19日現在